こんにちは、再びニュースレターを読んでいただきありがとうございます。
今日は、スポーツトレーニングにおいて非常に重要な概念、「トレーニングボリューム」についてお話しします。
特に若いアスリートに人気のある概念で、トレーニング負荷に比較的よく耐えられるため、興味を持たれやすいです。
多くのアスリートは、(トレーニング)ボリュームを増やすこと=これまで行っていたトレーニング回数をただ増やすこと、だと考えがちですが、これはよくある間違いです。
本当に重要なのは「どれだけトレーニングするか」だけでなく、どの強度で行うかです。
例えば、以前は週に2回の高強度セッションを行っていた場合、ボリュームを増やすと、高強度のトレーニング量が過剰になり、すぐにパフォーマンスの停滞やケガにつながる可能性があります。
トレーニングボリュームとは、サイクリングやランニングの時間、または水泳の距離など、総トレーニング量を指します。

これは長期的なパフォーマンス向上の基礎です。
繰り返しますが、長期的な視点が重要です。
多くのアスリートは、次のレースだけを考えて短期的にトレーニングしてしまいがちですが、本当に重要なのは年間のある特定の週(週X)で最大限のパフォーマンスを発揮できるかです。
そのため、良いトレーニングは、軽〜中強度で十分なボリュームを確保しつつ、戦略的に配置された高強度セッションを組み合わせることがポイントです。

より具体的に言うと:
ボリュームの大部分は、**ゾーン2(軽〜軽中強度)**で行うべきです(前回のニュースレターを参照)。
この強度でトレーニングすることで、効率的に体を鍛え、回復が早く、長期的に持続可能な適応を作ることができます。
高強度セッションは週に数回のみ行います。
一部のアスリートは、週に1回以上の高強度トレーニングを行う必要がない場合もあります。
レベルによって異なりますが、重要なのは、4〜5回の高強度セッションを行うのではなく、1〜2回の質の高いセッションを行うことです。
こうすることで、高強度の効果を最大限に引き出しつつ、オーバートレーニングやケガのリスクを避けられます。
言い換えると、重要なのは「どれだけトレーニングするか」ではなく、トレーニングボリューム内で強度をどう配分するかです。
この2つの変数をバランスよく管理することが、持続的かつ安定したパフォーマンス向上とオーバートレーニング予防の鍵となります。
アドバイスとしては:
ボリュームは必ず記録する。
その際、心拍数、パワー、ペース、そして**主観的運動強度(RPE)**も必ず記録しましょう。
これにより、トレーニングを賢く調整し、一貫した成果を得ることができます。
さらに、毎日自分の体に耳を傾け、トレーニングを見直すことも重要です。
もし疲労が蓄積している場合や体調が思わしくない場合は、セッションの順番を入れ替えたり、強度を下げたりすることが必要です。

高強度のセッションを予定通り行うより、体が準備できているときに実施するほうが効果的です。
場合によっては、ゾーン1やゾーン2でのセッションに変更し、心拍数やRPEを優先したり、十分に休息を取って高強度セッションに備えたりすることも良い方法です
それでは、一緒に最高のパフォーマンスを目指していきましょう!