こんにちは!😄
少ないエネルギーで速く泳ぐためのシリーズも、今回が最後です。
そして今日は、水泳の効率を考えるときに、あまり意識されていないことについてお話ししたいと思います。
それは、泳いでいるときに出している「音」です。
泳いでいるとき、自分が作ったエネルギーのすべてが、前へ進むために使われているわけではありません。
そのエネルギーの一部は、違う方向に水を動かすために使われていることがあります。
水しぶき
波
上下への動き
このように水を動かすためにも、もちろんエネルギーが必要です。
自分の筋肉で作ったエネルギーなのに、体を前へ進めるためには使われていないわけです。
例えば、手が水に入るところを考えてみてください。
手が水面を強くたたいて、大きな水しぶきを作っていると、その水を動かすためにもエネルギーを使っています。
キックでも同じようなことが起こります。
たくさん水しぶきを作るキックは、パワーがあるように見えるかもしれません。
でも、音が大きければ大きいほど、推進力も大きいというわけではありません。
そして、体全体の動きでも同じです。

ストロークをするたびに体が大きく上下すると、前ではなく、上下に体を動かすためにもエネルギーを使うことになります。
水泳の効率からすると、私たちが進みたい方向はとてもシンプルです。
前です。
上ではありません。
下でもありません。
もちろん、プールのいろいろな方向に水を飛ばすことでもありません。
ここで、速いスイマーを見ていると面白いことに気づきます。
速く泳いでいるものの、意外と静かに泳いでいるスイマーが多いです。
これは、力を使っていないわけではありません。
もちろん、大きな力を使っています。
でも、その力を水しぶきや必要のない動きに使うのではなく、できるだけ前へ進むために使っているわけです。
だから、自分の泳ぎをチェックするために、とても簡単な方法があります。
泳いでいる自分の音を聞いてみてください。
手が水に入るたびに、水面を強くたたいていませんか?
キックでたくさん水しぶきを作っていませんか?
ストロークをするたびに、体が上下に動きすぎていませんか?
自分のストロークの音が、毎回大きく聞こえませんか?
速く泳ごうとすると、もっと強く水を動かしたくなりがちです。
でも、その音や水しぶきが大きいせいで、エネルギーを無駄にしている可能性もあります。
だからといって、まったく水しぶきを作らずに泳がなければならないわけではありません。
私たちは水の中で泳いでいるものだから、水を動かすのは当然です。
音や水しぶきを完全になくすことはできないことはないですが、そこまで意識する必要はありません。
大切なのは、その動きが本当に必要なのか、それとも必要のないところにエネルギーを使っているのかを考えることです。
だから、次にゆっくり泳ぐときは、一つ簡単なことを試してみてください。
できるだけ静かに泳いでみてください。
フォームを全部変える必要はありません。
まず、自分の泳いでいる音を聞いてみましょう。
手が水に入るところでは、できるだけ水面を強くたたかないようにします。
キックも、水面をたたいてばかりはいられません。
そして、上下への動きはともかく、まずは体を前へ進めることを意識してみてください。
少しずつ、自分がどこで必要のない動きをしているのか分かるようになると思います。
今回の話は、これまでの5つのニュースレターで見てきたことにもつながります。
少ないエネルギーで速く泳ぐためには、いつももっと大きな力を出せばいいわけではありません。
ストロークの間でスピードを落としすぎないこと。
必要のない筋肉の緊張を減らすこと。
力を使う方向を考えること。
リカバリーでリラックスすること。
そして今回のように、波や水しぶきを作るためにエネルギーを使いすぎないこと。
水の抵抗を抜きにして、水泳の効率を考えることもできません。
効率を良くするということは、ただもっと大きなエネルギーを作ることではありません。
今、自分が作っているエネルギーを、できるだけ前へ進むために使うこと。
それがとても大切です。
今回のニュースレターも楽しんでもらえたら嬉しいです。
そして、この5回のニュースレターを通して、少しずつミスを直して、もっと効率よく泳げるようになってほしいと思います。
また次回のニュースレターでお会いしましょう!😄