こんにちは!😄

これまで何回か水泳についてのニュースレターを書いてきましたが、興味を持ってくれる人が多いので、もう少し水泳の話を続けたいと思います。

今回は、泳いでいるときの「数字」についてです。

水泳では、タイムを測ることがとても大切です

50mを何秒で泳いだのか。

100mを何秒で泳いだのか。

前回より速くなったのか。

もちろん、タイムを見ることで、自分のパフォーマンスが良くなっているかをチェックすることができます。

でも、タイムばかり見ていると、大切なことを見逃してしまう可能性があります

例えば、3週間前に100mを1分30秒で泳ぎました。

そして今日は1分28秒でした。

「2秒速くなった!」

もちろん、これは良い結果です。

でも、ここで一つ質問があります。

なぜ速くなったのでしょうか?

本当に泳ぎの効率が良くなったのでしょうか

それとも、今日はただいつもより強く泳いだからでしょうか?

タイムだけからすると、その理由までは分かりません

だから私は、タイムと一緒に他の数字も見ることが大切だと思っています。

例えば、

ストローク長。

ストローク頻度。

ストロークインデックス。

そして、ストロークのサイクルと次のサイクルの間の時間です。

少し難しそうに見えるかもしれませんが、考え方はシンプルです。

ストローク長は、1回のストロークでどれくらい前へ進んでいるかを見る数字です

ストローク頻度は、一定の時間にどれくらいのストロークをしているかを見る数字です

そしてストロークインデックスは、泳ぐスピードとストローク長を一緒に見ることで、泳ぎの効率をチェックするために使われる数字です。

さらに、ストロークのサイクルの間の時間を見ると、ストロークとストロークの間で時間が長くなりすぎていないかを見ることもできます。

前のニュースレターで話したように、ストロークの間で時間が長くなりすぎると、スピードを失いかねません

だから、タイムは同じでも、中身はまったく違うことがあります。

例えば、3週間前と今日の100mのタイムが同じだったとします。

タイムだけ見れば、

「何も変わっていない」

と思いがちです。

でも、今日のほうが少ないストローク数で同じタイムを出していたらどうでしょうか

タイムは変わっていないものの、泳ぎの中では良い変化が起きている可能性があります

逆のパターンもあります。

タイムが速くなっていても、ストローク頻度をかなり上げて、ストローク長が短くなりすぎているかもしれません

もちろん、それが悪いということではありません。

速く泳ぐためには、ストローク頻度を上げる必要があるところもあります。

でも、その変化を知らないまま、「タイムが速くなったから、泳ぎも良くなった」

と考えるのは少し危険です。

タイム抜きでパフォーマンスを考えることはできません。

でも、タイムだけを見てばかりはいられません。

大切なのは、「速くなったか?」だけではなく、

「どうやって速くなったか?」を見ることです。

ここがとても重要です。

例えば、選手のタイムが最近少し悪くなっているとします。

タイムだけを見ていると、「調子が悪いのかな?」

「もっと頑張らないといけないのかな?」

と考えてしまいがちです。

でも、ストローク長やストローク頻度も一緒に見れば、何が起きているのか、もっと分かりやすくなります。

ストローク長が短くなっているのか。

ストローク頻度が落ちているのか。

ストロークの間の時間が長くなっているのか。

それとも、タイムは少し遅くなったものの、少ないストロークで楽に泳げるようになっているのか。

こういう数字を見るおかげで、タイムだけでは分からない変化も見つけやすくなります

そして、問題が分かれば、トレーニングで何を改善すればいいのかも考えやすくなります。

ただ毎回タイムを測るだけならまだしも、それだけで泳ぎの効率まで判断することはできません

せっかく毎週プールでトレーニングしているのだから、そのトレーニングのかいがあるかどうかを、タイム以外の数字からも見てください。

もちろん、毎回すべての数字を測る必要はありません。

難しい分析をする必要もありません。

でも、ときどき同じ距離、同じくらいの強度で泳いで、

タイム。

ストローク長。

ストローク頻度。

ストロークインデックス。

ストロークのサイクルの間の時間。

このような数字を一緒に比べてみると、自分の泳ぎがどう変わっているのか、もっとよく分かると思います

タイムはとても大切なものの、それだけでは泳ぎのすべては分かりません。

水泳の効率を抜きにして、パフォーマンスの変化を考えることもできません。

だから次にタイムを測るときは、

「何秒だった?」だけで終わらないでください

「どうやってこのタイムで泳いだ?」

ここまで考えることができれば、タイムを測る意味も大きく変わってきます。

今回のニュースレターも楽しんでもらえたら嬉しいです。

そして、自分の泳ぎを数字からも少しずつ理解できるようになってほしいと思います。

また次回のニュースレターでお会いしましょう!😄